映画レビュー「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」


  • タイトル:クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王
  • 上映時間:93分
  • 公開年:1993年
  • 興行収入:22.2億円
  • 監督:本郷みつる
  • 内容:オラ、野原しんのすけ!オラがチョコビで当てたカードを使って入場した「アクション仮面アトラクションランド」で乗り物に乗ったら、一家そろって異次元世界に来ちゃったゾ!!
     そこでは、ハイグレ魔王っていうおかまのおねいさんに、み~んなハイグレにされているんだ!ハイグレ魔王とその手下の悪いヤツらをやっつけるには、なんとかしてアクション仮面をよばなくちゃ!よ~し、アクション戦士に選ばれたオラもいっしょに戦うゾ!!

見どころ1:単なる劇中劇からの深化

副題にもある通り、クレヨンしんちゃんの劇中劇でもあるアクション仮面が、単なる特撮ヒーローの枠を超えてクレしんキャラの中で人気を博すきっかけとなった映画だと思います。たぶん笑

今作のアクション仮面はハイグレ魔王に奪われたアクションストーンを取り戻すため、アクション戦士なる少年を探すためにパラレルワールドからしんのすけの世界にやってきた本物のヒーローです。

黄金のアクション仮面を手に入れたしんのすけを見出し、しんのすけとともにハイグレ魔王と共闘します。

実はこの映画はアクション仮面が戦うシーンはそんなに多くはありません。戦うのは最後にハイグレ魔王と戦うのみです。

最後の登りっこ勝負、剣での決闘はクレしんらしさが詰まった名シーンです。

見どころ2:ハイグレ魔王はクレしん映画の元祖オカマ

クレしん映画で重要な役どころを占めていると言っても過言ではないオカマ。その元祖となるのがこのハイグレ魔王です。声優は野沢那智さんが務めています。古くから活躍する超大物声優です。

世界の人々をハイレグ姿にして洗脳することで、世界を支配しようとしています。おっさんがハイグレになるのはなかなかキツイものがありますが、くだらなくて面白いです。腹巻きレディースやTバック男爵など、幹部も個性があって一度見たら忘れないです。

悪役ですが芯のある、良い悪役ですよね。最後のアクション仮面との一騎打ちはなかなか見応えあります。

見どころ3:喋るシロと力を合わせて戦う

TVスペシャルとかでもシロが喋る話はたくさんあるんですが、同じような感じでしんのすけとシロの掛け合いが楽しめます。なんだかんだで1番良いコンビですね。

シロとの共闘で腹巻きレディース、Tバック男爵を打ち破ります。

総評:90点

この作品はストーリーの序盤も面白くて、野原一家がパラレルワールドに迷い込むまで、丁寧に描いています。

チョコビにオマケでついてるアクション仮面カードも、昔ポテトチップスについてた仮面ライダーカードや野球カードを懐かしむ人もいるんじゃないですか?

クレヨンしんちゃんの初映画ですが、完成度の高い映画です。初期のクレしん映画は名作揃いなので是非観てほしいです。


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