- タイトル:クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
- 上映時間:98分
- 公開年:1996年
- 興行収入:約12億円
- 監督:本郷みつる
- 内容:【収録内容】
今度はテーマパークを舞台にしんちゃん大活躍!?
幼稚園の遠足で出かけた“群馬ヘンダーランド”。実はそのヘンダーランドこそオカマ魔女とその一味が地球征服を企む本拠地だった!
そこで地球のピンチに立ち上がったしんちゃん。お馴染みのアクション仮面、ぶりぶりざえもん、カンタム・ロボと強力な助っ人を引き連れて、オカマ魔女率いる強敵陣と世紀の大勝負!!当時セクシーアイドルとして大活躍した雛形あきこも登場。
さあ、地球の運命はいったいどうなる!?
見どころ1:不気味で怪しいがコミカルなス・ノーマン・パー
この映画で個人的に好きな部分は、ゲストキャラのス・ノーマン・パー(以下スノーマン)です。
古川登志夫さんが演じる声もピッタリで、悪役なんですけどちょっと抜けているところもあって憎めないんですよね(笑)ぶりぶりざえもん&カンタム&アクション仮面VSスノーマンのパートは必見です。
じつはその正体は重要なあのキャラだったりするんですが、正体が明かされる時はあっさりとしていたなーという印象です。
スノーマンだけで短編アニメが作れるほどの魅力的なキャラクターです。
見どころ2:世界の運命をかけたババ抜きからのトランプ争奪戦
やっぱこれでしょ。クレしんらしさが凝縮された名シーンですね。
まず作画が素晴らしいです。ババ抜きの場面は劇画調になり、争奪戦の時はとてもよく動くアクションシーンの連続です。この争奪戦のシーンだけを見たくてこの映画を観る人も少なくないんじゃないですか?初期のクレしん映画はアクションシーンの質が高い作品が多いです。
家族でババ抜きとかする際に、私はいつも「さ、はじめましょうか・・世界の運命をかけたババ抜きを!!」と、言います(笑)
残念な点:かすかべ防衛隊の出番があまりない
しょうがないことなんですが、この映画は当初ひろしとみさえが敵に捕らえられ、しんちゃんがそれを救出するという構成になっていて、かすかべ防衛隊の出番はあまりないです。
焦点がしんちゃんが両親の救出のためにひとりで敵の組織に立ち向かうところだったり、野原ファミリーの団結といったところにあてられているので。
総合評価:95点
クレしん映画の中でヘンダーランドを最初にレビューしたわけですが、クレしん映画観てみたいけど多すぎて何から見るか迷う、というような人はこの映画をまず観てほしいです。多くの人はオトナ帝国やアッパレ戦国を勧めてくると思うんですが、クレヨンしんちゃんの真髄はやはり笑いにあると思います。
まさに何回観ても面白いし、なにか作業中とかにバックグラウンドでこの映画を流すのもよいと思います。私なんかはもう何十回も観ているので、セリフや音楽を聴くだけで場面が脳内再生されます(笑)毎回作業そっちのけでトランプ争奪戦に見入ってしまいます(笑)
私は部屋にポスターを飾っちゃうくらい、この作品が大好きです!
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