映画レビュー「クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦」


  • タイトル:クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦
  • 上映時間:104分
  • 公開年:1998年
  • 興行収入:10億6千万円
  • 監督:原恵一
  • 内容:オラ、のはらしんのすけ5才。またまた地球の大ピンチだゾ!!
     時は現代。世界征服をもくろむ秘密組織“ブタのヒヅメ”は、電子工学の天才・大袋博士とその助手アンジェラ青梅をだまし、恐ろしいコンピュータウィルスを作り出した。それを知った正義の秘密組織“SML”の一員、コードネーム〈お色気〉は、機械を動かすために必要なパスワードが入っているトランクを盗み、お台場の海に逃げ込んだ。彼女が救いを求めて転がり込んだ屋形船では、なぜかふたば幼稚園の先生としんのすけたち園児が、大宴会中だった!?
     巨大飛行船を舞台に、“SML”の一員’お色気’と春日部防衛隊のみんなも地球の平和を守るために大活躍だゾ!
    父ちゃん、母ちゃんもひまわりを連れてオラたち救出のために立ち上がった!よ~し、おバカ・パワー全開だぁ!!

見どころ1:セクシーでかっこいいお色気お姉さん

ゲストキャラとしてメインビジュアルにも写っている、コードネーム「筋肉」「お色気」と呼ばれる元夫婦の二人が出てくるのですが、私はクレしん映画で出てくる全女性キャラの中でお色気が一番好きです。

元夫の浮気を乗り越え、シングルマザーとして女手一つで一人息子を育てているという背景があります。銃器はあまり好まず、戦闘は体術を使った近接戦闘を得意としています。あと、名前がお色気の割には、自身の色香を使ったお色気攻撃等は一切出てきません(笑)でもボディーラインが色気というか、エロいです。

声は三石琴乃さんが演じています。声がまたお色気の魅力を倍増させているように思います。

見どころ2:筋肉のB級映画感

味方のゲストキャラの片割れ「筋肉」もまた良いキャラをしています。

あのビジュアルに声が玄田哲章さんなので、洋画の吹き替えB級映画を観ているような感覚がありました。スタローンやシュワルツェネッガーを絶対意識していると思います。ちなみに玄田哲章さんはアクション仮面の声も演じています。

特に面白いのは野原家にしんのすけの写真をもらいに来たところ、みさえに下剤入りのお茶を飲まされてトイレに行こうにもひろしとみさえに全力で抵抗されるシーンですね。作画もいきなり劇画調になって迫力のあるシーンとなります。

浮気して元奥さんと離婚しちゃうところとか、作中でも意外と抜けていたりおちゃめな部分があって、憎めないキャラクターです

見どころ3:ぶりぶりざえもん

今作でのぶりぶりざえもんは、敵(ではない)の科学者がしんのすけがデザインしたぶりぶりざえもんのイメージを利用したコンピューターウイルスとして登場します。

当初は敵として登場しましたが、しんのすけとのふれあいや自分の本来の活躍を描いた物語をしんのすけから聞くことで、自分の本来の救いのヒーローとしての役割に目覚めます。

最後はかなり感動しました。救いのヒーローとして自覚するも、人々を救うには自分は消えるべきだと納得して、最後はしんのすけと言葉を交わして消えていきます。ぶりぶりざえもん好きは必見の映画です。

総合評価:95点

私はぶりぶりざえもんが好きなので、点数としては甘めかもしれません(笑)

紹介した以外にも、今作はかすかべ防衛隊がすごい活躍したり、敵キャラも個性的で憎めないキャラばかりです。

笑いありアクションあり感動ありのバランスの取れた作品です。まだ観てないのは損ですのですぐに観ましょう。


コメント

タイトルとURLをコピーしました