- タイトル:ワンピース フィルム ストロングワールド
- 113上映時間:分
- 公開年:2008年
- 興行収入:48億円
- 監督:堺宗久
- 内容:グランドラインを航海中、ルフィたちの故郷である「東の海」が壊滅的な被害を受けたという衝撃的なニュースが舞い込む。東の海へ引き返そうとするルフィたちの前に、上空から謎の海賊船が現れる。その船には伝説の大海賊、金獅子のシキが乗っていた。
おはこんばんちは!SEALと申します。今回も劇場版ワンピースのレビューとなります。ストロングワールドは、原作者の尾田栄一郎さんが制作総指揮に加わり、監修を務めたことでも有名です。そのせいか今までの興行収入を大きく上回り当時歴代最高の売上を上げました。映画としての出来映えも申し分無く、誰もが楽しめる作品となっています。
今回の見どころはやはり、悪役の金獅子のシキにあると思います。もちろん尾田栄一郎さんが生み出したキャラクターで、原作に設定に触れるキャラなんですが違和感なく悪役として盛り上げています。設定ではかつてゴール・D・ロジャーと渡り合ったほどの大海賊ですが、たぶん今後原作にも回想回とかで逆輸入で登場するのではないでしょうか。フワフワの実の能力もそうですが、本編の物語が進むにつれていくらでも深掘りが出来そうなキャラクターであると思いました。惜しいと思ったのは、2年前の麦わらの一味に敵としてぶつけるのは少々早すぎたかもしれませんね😅2年後の、覇王色に目覚めたルフィとぶつけた方がよかったように思います。それだけ設定が大物なのでもったいないと思いました。逆に2年前の麦わらの一味がよく勝てたなぁと😅声を当てているのは俳優の竹中直人さんです。個人的にはめちゃくちゃマッチしてると思いました。
ストーリーとしては結構単純で、金獅子のシキに攫われたナミを麦わらの一味が助けに行くというストーリーです。ナミを助けるという構図はアーロン編を彷彿とさせますが、作中のルフィのセリフでこんなセリフがあります。「ナミは犠牲になったわけじゃねぇ。先陣きってここに戦いに来ただけだ!」もうすでにナミとルフィはお互い信頼に足る仲間であることを象徴するセリフだと思いました。アーロン編ではナミはただ助けられるだけでしたが、それに対する対比として感慨深いものがありました。またここで麦わらの一味が金獅子のシキ達に黒服で屋敷に討ち入る場面はめちゃくちゃカッコいい名シーンだと思います。尾田栄一郎さんのセンスだと思いました。あえて麦わらの一味にはそれぞれ武器があるのに、ピストルやバズーカを持たせて金獅子海賊団に撃ちまくっています(笑)音楽もカッコよくて最高です✨
エンディングの、ナミのトーンダイアルからのミスチルの主題歌は良い流れだと思いました。主題歌も尾田栄一郎さんがミスチルの大ファンだから起用したそうで、この映画のために書き下ろしたそうです。竹中直人さんの起用も尾田栄一郎さんの希望だそうで、やはり大人気漫画の原作者ともなるといろんなワガママがまかり通るんですね(笑)この話はコミックスの何巻か忘れましたが、そのようなことが書いてありました(笑)
本当に映画としても完成度が高いですし、何度でも見れてしまうそんな魅力があります。麦わらの一味の一味のいろんな衣装を堪能できます。オープニングのキャラ紹介での、あの軽快な音楽とみんないつもと違う衣装してるなーと思ったら、討ち入りの時にはいきなり黒服になってるし(笑)原作でもワンピースはストーリーの中で衣装もいろんな衣装を着てくれるので、そういった楽しみ方もあると思います。
次回作(フィルムZ)以降は劇場版ワンピースは設定も2年後の設定が舞台になってきますので、2年前の麦わらの一味が観れるのは今作までとなります。私は初期のワンピースが好きなので、正直言ってちょっと寂しいですが。ワンピース映画はこの作品を契機にどんどんと超大作化していく傾向があり、今までのような少年向けの内容ではなくなってきます。初期のねじまき島やデッドエンドの子供向けな感じも私は嫌いでなかったです😅とはいえ、今後も楽しみにしています。超大作化しすぎていて今までは毎年公開していたのが、最近では3〜4年おきの公開になっているのがちょっともどかしいですが、原作者が制作に関わるようになって思うように行かなくなっているのかもしれませんね。週刊誌の連載だけでも激務だと思うのに映画の監修まで務めている尾田栄一郎さんに感服します。
今作品もAmazonプライムにて視聴が可能となっております。ビールでも飲みながら気楽に見れる作品ですので、是非見てみてください。
ではまた👋
コメント